こんにちは、Uttoriです。
お気に入りの器や大切にしていたお皿が欠けてしまったり、割ってしまった時、どうしていますか?
泣く泣く捨てている方もいらっしゃるかもしれませんが、できることなら捨てたくない、まだ使いたいと思うこともあるかと思います。
今回はそんなときに役立つ金継ぎについて、Uttoriが最近参加したワークショップでの体験をもとにお伝えしていきます。
金継ぎとは? 直せるものは?
欠けたり割れたりした器を、漆を使って修復する伝統的な技法、それが金継ぎです。
出典:東急ハンズウェブサイト”ハンズネット”
金継ぎといいますが、実はほぼ漆で修復していて、金は最後の仕上げのときにのみ使います。
漆は天然素材で耐久性も高く、食べ物を入れる器に使用しても安心です。
上記にあるように、本来は漆を使って修復します。
漆は乾燥に時間がかかるため、通常何回かに分けて仕上げるのですが、参加したワークショップでは漆のかわりにパテを使っているので、1回で仕上げることができます。(割れが広範囲だったり、修復部分が大きい場合は2回にわたることもあるようですが)
金といわれるものが何でできているか聞いてみたところ、金に真鍮も混ぜているそうです。
また、Uttoriは金継ぎは欠けた器を修復する技法、と思い込んでいたため、割れてしまったものをお直しできるというのは初めて知りました。
イギリス土産のエリザベス女王即位60周年記念マグカップを割ってしまった時にこれを知っていたら、、とちょっと後悔。
その費用・所要時間
金継ぎをやってみようと思い立ち、”金継ぎ ワークショップ 東京”のキーワードで検索をかけたところ、多数のワークショップが見つかりました。
それぞれ条件が異なり、ワークショップによっては10回以上通うもの、費用も6万円など高額なものもありました。
今回は初めてやってみるということで、敷居の低い、1回完結型・費用も比較的リーズナブルなものをチョイスしました。
詳細はこちら↓
ワークショップ名:金継ぎ暮らし
開催場所:三軒茶屋から徒歩10分以内、小さなカフェのようなスペース(用賀でも開催されているようです)
費用:¥6,000-.(リピートは半額のとこと)
時間:10:30-12:00 *実際は12時半近くまでかかりました。
参加人数:8名(コロナ対策はしっかりとられているように感じました)
直したもの:参加者によってまちまちでしたが、Uttoriは欠けた個所のある湯飲み1点と直径20センチ強の平皿1枚を持ち込みました。
良かった点
- 作業1つ1つが細かく集中力が必要なため、没頭していると瞑想状態に。
この感覚、良き・・・! - 金を筆で塗るプロセスで、何気なくのせたところが魅力的な輪郭線になってくれました。(トップ画像参照)
- 参加者8名に対し、講師の方たちが2名、わからない時、ヘルプが必要な時にちゃんと対応してもらえました。1回完結型なので習得した感、はありませんでしたが、できる限り満足いく仕上がりになるようサポートしてくださいました。
後悔している点
- 湯飲みの欠けは1か所と思っていましたが、実は2か所あったことに終盤になって気づいたので、1か所の欠けは直せませんでした。→最初の検品は細かく、丁寧に!
- 完全に割れたものが直せるとは知らず、これまで泣く泣く廃棄してきた器たちのことを思い出してしまいました。→直せること、知れて良かった!
大切な器の欠けや割れは繰り返し直して長く使っていく、そんな暮らし方、素敵だと思いませんか?
気軽な金継ぎについて知りたかった方の参考になりましたら幸いです☆
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