こんにちは、Uttoriです。
音楽は断然洋楽派のUttoriですが、昔からずっと好きなジャンルがUKロックです。
その中でも好きなバンドの一つがRadiohead。
洋楽好きならば、誰もが知っているバンドですね。
今回は彼らの楽曲の中から、High & Dry の対訳と解説、そしてエピソードを綴っていきます。
背景
曲の背景は前回の対訳と同じく、Song factsというウェブサイトを参考にしました。
そのサイトによると、この繊細なアコースティックソングは男らしい虚栄心をあざ笑うようなもので、まったくアルバム曲にするつもりはなかったとのこと。
トム・ヨーク曰く、「この曲はひどいなんてものじゃない、、すごくひどい」と候補から外していました。
しかし、結局は曲の持つ商業的魅力によってThe Bendsに組み込まれることとなったそうです。
・・・・・いや、意外です。
こんなに作者が気に入らなかった曲だったとは!
リリースされたのが1995年、それから25年以上を経た今はご本人も違った想いを持っているんではないかと想像しますが。
エピソード
曲のというより、バンドRadioheadにまつわるエピソードになります。
Radioheadゆかりの地といえばイングランドのオックスフォード。
ここには彼らがかつて出演したJericho Tavernというパブがあり、Uttoriもウェールズに約1年滞在したのちの観光旅行でオックスフォードを訪れた際、旅の記念に!と夜ご飯を食べに行きました。
その日はライブ出演のアーティストはいなかったようでしたが、そこでRadioheadが演奏したのかと思うと感慨深かったです。
タイトルフレーズ ”High & Dry”について
対訳の前に、タイトルにもなっている”High & Dry”について、お話ししていきます。
この言葉自体、もともとは全く自分の英語ボキャブラリーになく、「??」な状態でしたが、ネット上で探ってみたところ、とても良い解説を発見しました!
そのサイトによると、”high & dry”とは、置き去りにされた、見捨てられたと感じている人。
あるいは助けを求めていたのにそれが得られなかったか、誰かが現れるのを期待していものの、誰もやって来てはくれなかった人、とのことです。
この表現は1796年にロンドン・タイムスで使用されていた記録があり、200年以上の歴史あるものでした。
解説はこのフレーズのオリジンについての話に続き、乾いた陸地に打ち上げられた船かボートに帰するもの、とのことです。
これは海面の変動によっておこるもので、満ち潮のときは、ボートが岸近くを漂っていても問題ないのです。
しかし潮が引いてくると水面が下がり、その結果、ボートが陸地に打ち上げられてしまうのです。
このとき、ボートは文字通り”(海面より)高くて乾いた(陸地)”に取り残されてしまいます。
今でもこのフレーズは上記のようなボートや船の状態に対して使われ、置き去りにされた人や物に対する表現に応用されてもいます。
なるほど、これでこの曲が絶望的で救いのないような暗い色を帯びている事がはっきりしてきました!(独断)
今回は解説だけで長くなってしまったので、対訳は次回に続きます♪
この記事を読んでいただいた方が、”High & Dry”にますます興味を持ったり、面白いと思っていただけましたら何よりです☆
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